箱根登山鉄道を走るモハ1形104号車。
もともとは1919年製造の木造車両でしたが、
1950年に車体の鋼体化と複電圧対応改造を行い、
その後も所々改造を加えたりしながら、
今も元気に走っています。
箱根登山鉄道としてはけっこう古い部類に入る車両。
しかも80パーミル(1km進むと80mの高低差がある)の勾配を上り下りしたり、
R=30(半径30m)の急カーブを曲がったりと、
過酷な路線を走りぬいています。
ブレーキ装置は通常用の空気ブレーキと手ブレーキ、
下り坂で使用される発電ブレーキ、
非常用の電磁吸着ブレーキを搭載。
さらにカーブでは磨耗防止のため水を撒きながら曲がります。